薬剤師夫婦の日常

子供のことや薬の話

【褥瘡】足の処置

 

薬剤師夫婦/夫です。

 

今日は在宅訪問について。

 

薬局薬剤師は薬局にいて薬を渡すだけではありません。

 

施設や個人宅を訪問し、『居宅療養管理』を行うことも増えてきています。

 

今日は訪問日で個人宅にて服薬管理を行ってきました。

 

毎週訪問していると親しくなるのは当然で、薬の管理以外のことを頼まれることもしばしば。

 

今日は足指の褥瘡のガーゼを変えて欲しいと依頼を受けました。

 

薬局薬剤師が褥瘡治療で実践する機会は少ないので緊張しました。

 

研修以来です。

 

「手慣れてはないがそれでもいいか。」

 

念押しに何度も確認しましたが、本人の意思は固く、

 

「それでもいいから変えて欲しい。」

 

プロスタンディン軟膏を使うのは初めてです。

 

皮膚形成を促進する外用薬です。

 

患部を確認すると確かに赤い浅い褥瘡が確認できました。

 

ガーゼに軟膏をとり、優しく塗布した後ガーゼで多い被せました。

 

リンデロンVGも同様に。

 

悪戦苦闘しながら何とか処置が終わりました。

 

血行があまり良くなかったので冷やさないように注意してもらうようにしました。

 

本当は処置方法を医師に確認したいところですが、もう一度患者さんの方から確認してもらう事を約束して服薬管理にうつりました。

 

服薬管理についてはいつもの事です。

 

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5診療科目を受診している為、準備にはそこそこ時間がかかります。

 

その患者さんに合った管理方法を模索しながら少しずつ改善していきます。

 

在宅業務は時間との勝負でもあります。

 

個人宅に訪問している時間は短いに越した事はありません。(お互いの為に)

 

また年が明けてからも試行錯誤を繰り返してより良くなるように患者さんと協力してやっていきます。