薬剤師夫婦/夫です。
今日は薬の用法用量について。
薬には決まった用法用量があります。
多ければ良いものでもありませんし、少なくても期待する効果が得られなければ治療をする意味がありません。
今日は用法用量について、医師に確認の電話=疑義照会をしました。
『薬剤師は処方箋の内容について疑義がある時はそれを確認した後でなければ調剤してはならない。』
薬剤師法に定められた薬剤師の職能の一つです。
治療をして治すのが医師の仕事であるなら、薬剤師は薬の効果を最大限に発揮させ適正使用を推進することが仕事です。
医師は莫大な勉強量による知識で、あらゆる疾患に対して患者さんに寄り添ってたたかいます。
治療は外科治療や運動・食事療法をはじめ様々あり、薬物治療はその選択肢の一つでしかありません。
薬剤師は治療の選択肢の一つとなりうる薬物治療の薬の専門家です。
薬の事なら何でも理論的に答えられます。
処方された用法用量では薬の効果を最大限に発揮できないと考えられる場合は、治療効果が期待できるように情報提供する。
それが薬剤師の仕事です。
今日は抗がん剤の用法用量について確認し変更となりました。
よく言われるのが『薬剤師は最後の砦』であると。
確認の電話なしにそのまま患者さんに渡れば、命にかかわることにもなりかねません。 (今回がその場合であったわけではありませんが。)
今日は改めて薬剤師として身を引き締めて仕事にあたらなければならないなと思いました。
調剤薬局でなかなか薬が出てこなくてお待たせしてしまうこともあるかもしれませんが、薬局の中では命に関わる内容を医師と協議していることもあるのでご理解頂けると嬉しく思います。