薬剤師夫婦/夫です。
今日はエクオールについて。
エクオールは大豆製品などに含まれるイソフラボンの一種で、女性ホルモン様作用を持つとされています。
製品としては大塚製薬のエクエルが最もポピュラーでデータも豊富です↓↓↓
ネットで検索してもらえれば情報は得られますし、私が改めて説明することもないのですが、少しだけ。
まず、何故今回これをテーマに記事にしようと思ったかというと、私の所属する店舗には整形外科にて『へバーデン結節』と診断され、内服薬や塗り薬の鎮痛薬を処方された上で、エクオールの摂取を医師に勧められお買い求めになられる方が多く来局される為です。
女性は生涯通してホルモンバランスに大きな変化が生じる時期があります。
最も大きいのは10代、妊娠~出産時と閉経時。
それに伴って体調に変化を感じる方も多くいます。
症状が不快な場合や生活に支障の出る場合は、治療を開始しなければなりませんが、文字通りバランスの問題なのでなかなかすぐに治るようなものでもありません。
エクオールは女性ホルモンと類似した構造をしており、ホルモンバランスの乱れを体外から補うことで症状の緩和が期待できるという代物です。
女性誌でも特集が組まれることがある為、女性には認知度の高い商品ではないでしょうか。
発酵大豆製品が成分の由来なので健康食品として世に出ており比較的安全で、処方箋医薬品ではない為、全額自己負担で3か月程度継続する必要がありますが、まじめに続けて効果を実感されている方も多くいます。
価格も安くはありませんが、手関節の痛みだけではなく、女性の不定愁訴にも効果が期待できる為、お困りの方は試してみてはいかがでしょうか。
因みにへバーデン結節においては、『今日の治療指針』にも代替え療法として記載があるほどエビデンスは収集されつつあります。
整形を受診後、手関節の痛みの原因がへバーデン結節だった場合は一度エクオールについて薬剤師にお尋ねください。