薬剤師夫婦の日常

子供のことや薬の話

2026-01-01から1年間の記事一覧

下腿浮腫をどう読むか ― アムロジピン10mgからニフェジピンCR20mgへ変更した理由 ―

薬剤師夫婦/夫です。 結論 下腿浮腫の原因が不明な症例において、アムロジピン10mg(最大量)をニフェジピンCR20mgへ変更し評価した判断は、薬理学的にも臨床的にも妥当と考えます。 本介入は「治療」ではなく「評価」を目的とした、実践的で安全性を重視し…

PPIと副作用の意外な落とし穴 ― 治療期間の目安と、エソメプラゾール・ランソプラゾールの違い ―

薬剤師夫婦/夫です。 プロトンポンプ阻害薬(PPI)は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの治療において欠かせない薬剤です。一般的に、胃潰瘍では8週間、十二指腸潰瘍では6週間の投与が標準的な治療期間とされており、これらは多くのガイドラインで…

経口困難事例の鎮痛薬選択

薬剤師夫婦/夫です。 経口困難事例は日常的に遭遇する 臨床現場では「痛みがあるが内服できない」という状況に頻繁に遭遇します。高齢者、術後、嚥下障害、せん妄など、経口困難事例は決して特殊ではありません。このような場面で重要なのは、「注射にすれ…

GLP-1受容体作動薬とDPP-4阻害薬の併用は必要か。

薬剤師夫婦/夫です。 糖尿病治療では、GLP-1受容体作動薬(以下、GLP-1RA)とDPP-4阻害薬はいずれもインクレチン関連薬として使用されています。そのため、「この2剤を併用してもよいのか?」と疑問に思われることがあります。 結論からお伝えすると、GLP-1…

デュロキセチンは「どの科で使うか」で見え方が変わる薬

薬剤師夫婦/夫です。 デュロキセチン(サインバルタ®️)は、整形外科と精神科の両方で処方される薬です。 適応が異なるためですが、適応が違っても「やめ方」は共通で、ここを誤解すると中止時のトラブルにつながります。 整形外科でのデュロキセチン 整形…