薬剤師夫婦/夫です。
「この病院、夜中もやってるんですね。」
「眠たくないんですか?」
そんなふうに聞かれることがある。
——普段はやってません。当番制です。
そして今は、深夜1時。
眠たくないはずがない。
それでも、目の前に患者さんがいる限り、自分にできることを全力でやる。
薬剤師として、医療従事者として、それが当たり前だと思っている。
医療の良いところは、「正義」がブレにくいことだ。
時代によって流行るサービスやビジネスは変わる。
人のニーズがなくなれば、市場は静かに消えていく。
でも、医療は違う。
どんな時代も、人は「健康」を求める。
医療が必要とされなくなる未来は、たぶんこない。
だからこそ、自分にできることに真剣でいたい。
ただ、健康のために全力を尽くす。それだけだ。
——我ながら、良い業界を選んだと思う。