薬剤師夫婦/夫です。
2020.4〜 薬剤師を主役にした初めての連続ドラマがはじまります。
https://www.fujitv.co.jp/unsung/
少し小っ恥ずかしいですが、自分の仕事が世間からフォーカスされるのはとても嬉しい気分です。
同時に今薬局で働いている薬剤師の方は危機感を持つ必要があると感じています。
医療用語が飛び交う病院の病棟業務をこなす病院薬剤師に比べ、薬局薬剤師の働く薬局は、広い意味では医療機関ではなく小売業者であり、社会保険による保険調剤の側面が大きい為、薬の事以外に『お金のこと』も考慮しなければなりません。
会社も経営の為に利益を上げる必要があり、国の施作にいち早くアジャストさせる為に社員(薬剤師)を鼓舞します。
しかし根本的には薬剤師は医療従事者であり、医療の担い手として患者さんに対して薬物治療を安心安全に提供することが最優先です。
時には薬剤師としての職能を発揮しているにもかかわらず、それが国からまだ評価されていない(点数化されていない)場合でも医療人として行動に移すこともあります。(私が行なっている施設の回診同行もその一つ)
常に最新の情報を得て、論文を読み、日々変わる薬物治療に対してアップデートしていかなければ医療人として医療に貢献することはできません。
薬学的知識があることは病院・薬局の薬剤師いずれも大前提ですが、その質ははっきり言ってピンキリです。
科学的根拠をもって患者さんにわかりやすく説明出来るかどうかは、コミュニケーション能力含め個々の薬剤師によっても様々です。
話はもどりますが、このドラマがきっかけで薬局薬剤師に薬剤師としての自覚が芽生え、間違っても『割の良い仕事』と思って働くことがないことを願います。