薬剤師夫婦の日常

子供のことや薬の話

【天体】木星と土星

 

薬剤師夫婦/夫です。

 

今日は397年ぶりの木星と土星の接近。

 

人間ってちっぽけな存在なんだなと感じるともやもやした悩み事も大して事ではない気がして少し気持ちが楽になります。

 

私の悩み事と言っても漠然とした『このままでいいのか。』定期的に訪れる不安感です。

 

2020年で生活様式は激変しました。

 

これまでの常識は常識ではなくなり、変化に柔軟でなければ存在価値がなくなっていきます。

 

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薬剤師という国家資格にしがみつくつもりはありません。

 

親に安くないお金を払わせ取らせてもらった資格なので大切にはしたいですし、資格を活かして会社員とし働いて家族と生活できてるわけですから、今すぐ資格を捨てて収入が安定しない事に挑戦しようという話ではありません。

 

しかし、そもそも薬剤師って何ができるの?どんな存在価値があるの?ってとこをしっかり見定めないとこの変化の激しい時代に取り残されます。

 

薬局薬剤師の調剤業務や在庫管理は非薬剤師が担うことが認められたものの、現場では機械が導入されることは少なく、結局人が人に教える作業が必要となり、結果的に薬剤師の負担は減ってるのか増えてるのかわからない状態です。

 

そんな中でも『薬剤師は科学者である。』『薬の専門家である。』『薬のことなら理論的に根拠をもって答えられる』などの事を常に意識していなければ他の医療従事者とは働けません。

 

医療の担い手である薬剤師なら、他の医療従事者とコミュニケーションを取れる事は必須であり避けて通れません。

 

特に医療の中心的役割を担う医師とのコミュニケーションは最重要です。

 

薬局薬剤師はいつの間にか『何もわかってない人に対してわかりやすく説明』=『うまく誤魔化す』ようなことをやってはいないだろうか。

 

そこに知識のアップデートは必要ない(同じことを何度も繰り返して説明すればよく、考える必要がない)ので思考停止です。

 

治療上ケースバイケースではありますが、事医療従事者に対してそれは逆に必要無く、いざそのような状況になったときにちゃんと医療に貢献できるだけの知識とスキルを持って仕事できるのだろうか?

 

(良くも悪くも調剤をせずに済むようになって余計に)薬局で薬を渡していただけの薬剤師がどれだけ次の時代に残っていけるのだろうか。

 

薬剤師が不足していた頃は資格を持っているだけで高い時給を出した薬局ドラッグストアも今では充足し、薬剤師の時給も下がってきてます。

 

『30年後には働いていないであろう薬剤師』『これからの時代の変化に適合していくつもりのない薬剤師』『自己研鑽をする気のない薬剤師』『医療人としての自覚のない薬剤師』『コミュニケーションに難のある薬剤師』は若いこれから業界を引っ張る薬剤師の邪魔はしないで欲しい。

 

私の根源には『医療人として医療に貢献』することがあります。

 

薬を処方箋の通り取り揃えて渡す事も大切ですが、それは目的ではなく、その先にある『薬の適正使用』『患者の健康』を常に意識していなければなりません。

 

それがこれから先10年、現場で必要とされる薬剤師として存在できる唯一の道だと思っています。

 

先日医師から明らかに間違った薬の使い方を使用方法として患者に伝えるように指示がありました。

 

薬剤師としては医師の使い方は理解したうえで、患者には正しい使い方ではない事を論理的に説明した上で薬剤師として正しい薬の使い方で服用してもらうように話をしました。(医師の勘違いであることは明らかな為。医師へのフォローも必要です。)

 

天体はスケールも時の流れも桁違いですが、このタイミングでこのような観測ができる事は何か一つ大きな変化をもたらすのではないかと、心新たにまた明日からいい仕事をしようと思わせてくれるひと時でした。