薬剤師 夫です。
今日は市販薬シリーズ第三弾。
エパデールTは、2019年4月15日より要指導医薬品から第1類医薬品に移行されました。それに伴い、適正販売を徹底する為、販売条件も厳格化されました。
- 薬局などの名称および所在地をあらかじめ登録する。
- 適正販売実施の徹底を要請し、実施されていないことを知った時は、販売を停止し、必要な改善のための取り組みを求める。
- セルフチェックシートを用いて、血液検査の結果および検査年月が記入されていることなど、販売してもよいことを確認する。
- 薬局は販売履歴を管理し、2年間保管する。
- 中性脂肪値の改善が見られないとの相談があった場合には、服用中止を指導し、受診勧奨する。
- 一度に販売できる数量は、原則1カ月までとする。
など、製造販売業者や薬局が取り組むべき措置が厚生省から示されました。
なお、セルフチェックシートについては大正製薬ホームページからダウンロードできます。
エパデールの有効成分は、イコサペント酸エチル600mgです。
処方箋医薬品には600mgの他、300mg、900mgがあります。
イコサペント酸エチルとは、魚に含まれる🐟良質な脂肪酸で、中性脂肪の減少に寄与します。
血液検査で高値を指摘された方、日頃の食事を見直し、適度な運動を心掛けたうえで、このエパデールを服用して頂くと動脈硬化などのリスクを下げることができるのではないでしょうか。
青魚を取られる際は、尿酸の値にもご注意下さい。
青魚の摂取は尿を酸性化し、尿酸の排出を低下させます。
適量であれば摂取も問題ありませんが、高尿酸血症の方は青魚の摂取量にご注意を。