薬剤師夫婦/夫です。

先日、久しぶりに調剤薬局で薬を受け取った。
そこでの薬剤師の対応に、同じ職に携わる者として非常に残念な気持ちを抱いた。
高圧的な態度がもたらすもの
服薬指導の場で、薬剤師から発せられる言葉には温度がある。柔らかく患者を包み込むものもあれば、反対に高圧的に響くものもある。今回出会った薬剤師は後者であった。
患者に対してのみならず、医師や看護師と円滑なコミュニケーションを取ることも難しいのではないかと想像させる態度であり、チーム医療を担う立場としては大きな課題である。
情報のアップデートを怠る危うさ
「ヘパリン類似物質ローションが液剤と乳液に区分されるようになった」という基本的な変更点について質問を投げかけた際の反応にも違和感を覚えた。
その薬剤師は「ベンダーが更新していないから」と答えたのである。
しかし、薬剤情報の最終的な責任はシステムでもベンダーでもなく、薬剤師自身にある。情報を正しく把握し、臨床現場に反映させるのは我々の使命であり、外部要因に責任を転嫁する姿勢は職能への信頼を損ねる。
(挙句、薬局の受付事務の方が「液剤と乳剤区別されてますよ」と薬剤師に助け舟を出す始末)
自覚なき「気づけなさ」
さらに問題なのは、このような態度や知識不足に薬剤師本人が気づいていない可能性である。
患者や他職種との会話が滞っても、それを「仕方ないこと」と捉え、改善に向けた努力をしなければ状況は悪化するばかりである。知らぬ間に信頼を失っていくという危険性を孕んでいる。
専門職としての自覚
薬剤師は単に薬を渡す人ではない。患者に安心を与え、医師と協力して最適な治療を支える専門職である。そのためには、最新情報の収集と更新を怠らない姿勢、そして何よりも謙虚に相手と向き合う姿勢が不可欠である。
今回の出来事は、日々の業務の中で自分自身が同じ過ちを犯していないかを省みる契機となった。
