薬剤師夫婦/夫です。
今日は私の転職事情について。
今の会社で精一杯仕事をする中で、何度か『このままでいいのか』と思う時期がありました。
その度に、『この与えられた環境でまだ出来ることがある。』と思いとどまってきました。
今思えば現実逃避だったのかもしれませんが、落ち込んだ時、悩んだ時にはいつも助けてくれる上司や同僚がいる今の会社は大好きでした。
でも今回は、家庭や自分の置かれた環境などを考えると転職が最も妥当であり、悔いのない人生を歩む為の最善の選択だと結論づけました。
この動機による結論を『軸』として転職活動、退職交渉に入りました。
- 転職活動について勉強
- 直属の上司への報告
- 会社の上層部への報告
- 退職時期の決定
- 転職活動(就活)
- 引継ぎ業務
- アルバイト
1番が最も大切で重要です。
知識もなく挑んでも現職には逆に迷惑であり、転職もうまくいくはずがありません。
決断した以上は信じた道を粛々と進むのみ。
まず私はYouTubeで転職方法について紹介する動画を見まくりました。
転職の動機となる『軸』はここで学びました。
『末永雄大/すべらない転職エージェント』
https://youtube.com/channel/UC1pMU0_rKL0NrxZ6yi3FJ6Q
無料でこれだけの情報が得られるのはとても有難い時代です。
そして今の会社事情をよく知る元上司に相談し辞めた時の話などを聞き、自分の中で落とし込んでいきました。
ここまで練っていたとなると現職に幻滅されるかもしれませんが、一度提示したカードを撤回するとなるとさらに迷惑になるのでこれが私の責任の取り方でした。
直属の上司へは直接会う時間をもらってじっくり1時間ほど話をしました。
6年間、家族よりも長い時間を過ごした人なので色んな思いが込み上げて来ました。
私の中でも想定外はありましたが、素直な気持ちを聞いてもらい嘘偽りなくしっかり事実を伝えられたと思います。←最も大切
上層部への連絡は、直属の上司との話し合いの後、電話で直接報告しました。
これは私個人と上層部の方との関係性に寄るので一般的ではないのかもしれません。
その数日後、時間を作って上層部の方々が次々と現場を訪れてくれました。
家庭の事情である以上、口出しが困難であるのはお互いにわかっていましたが、それでも引き止めてくれたり、退職以外の方法を模索してくれたりと様々提案いただきました。
本当に有難く、人に恵まれた環境だったと改めて認識しましたし、感謝の気持ちで一杯になりました。
後日、今の店舗の後任、引継ぎ、繁忙期など様々な事情を考慮して、退職時期を直属の上司と話しました。
社内規則では退職の3ヶ月前に報告との規定があり、かつ妻の出産は9月中旬で故郷出産となるので8月上旬で現場に入るのは最後となります。
あとはフルで有給消化というのが私としての理想でしたが、それも含め全て汲んでもらいました。
有給は権利ではありますが、退職前に全て使い切らせてくれる現職は間違いなくホワイトでした。
並行して行った転職活動は、1日で3社の面接を回るというタイトなスケジュールでした。
医療従事者向けの転職サイトから私の希望に叶う会社を探してもらい行き着いた3社です。
いずれも魅力的で条件面も最大限評価してもらいましたが、自分の人生を振り返り反省させられる機会ともなり、決して楽なものではありませんでした。
最後は長期的に考えて、これまでできなかった経験ができる職場を選びました。
不安もなくはないのですが、この充電期間でしっかり準備しようと思います。
現職最終出勤日までの2週間は他店から異動で引き継いでくれる同僚と一緒に仕事をしました。
意見がぶつかる事もありましたが、気兼ねなくお互いの意見が出し合えるのはとても清々しいもので良い仕事ができたと思っています。
問題は多々ありますが、私ができることは全て済ませて後を託しました。
地域医療を支える為、薬局に、薬剤師に何ができるのか、最後まで自問しながらも現場の方々に引き継げたと思います。
9月からは転職先でアルバイトの予定です。
これは社労士さんに相談して可能な範囲で、転職先にスムーズに入れるように私自身が希望しました。
元上司のアドバイスも大いに参考にさせてもらいました。
それまでは子供のお世話と薬の勉強に集中します。
【時間は連続ではなく、刹那の連続。点の連続が線となり一瞬一瞬を他者貢献に生きることが幸福への道。】
『嫌われる勇気』引用
- 退職→裏切り✖︎
- 退職→旅立ち○
両者は当事者にその自覚がなくても相手の受け取り方によりどちらにでもなります。
裏切り者として退職した(少なくとも現職の人はそのように捉えている)人を沢山見て来ました。
私も見る人によっては裏切り者なのかもしれません。
しかし、現職の人か最終週に次々と来局してくれたことが、私の退職が意図しない受け取られ方をしていない証拠だと信じて次のステージに進もうと思います。
少なくとも私自身は現職に感謝しかなく、次のステージでできることに今ワクワクしています。
ありがとうございました。