薬剤師夫婦/夫です。
この1ヶ月、毎日ブログを更新してきた。仕事の合間や移動中、ふとした気づきや現場での出来事、あるいは日常生活の中で感じたことを言語化し、発信し続けた。正直に言えば「続くかどうか」よりも「続けて何が見えてくるか」を確かめたかった。そして今、言えることがある。「やってやれないことはない」という手応えだ。
書くことが苦にならない理由は明白だった。日々の業務や会話、読んだ文献や体験した出来事そのものが、すでにネタの宝庫であること。自分自身の頭の中を整理し、記録する目的で書き始めた記事が、意外にも読まれる。共感や反響がある。これが次の記事へのモチベーションとなる。
もちろん「書けばよい」というものでもない。ネタを言葉に変えるには、構成を整え、伝わる順序を意識し、何より発信する情報の正確性を担保する必要がある。医療や薬学の話題を扱う以上、読者に誤解を与えず、かつ現場のリアリティを損なわない表現が求められる。この精度こそが、今後の課題であり、磨き続けるべき部分だと感じている。
毎日の更新には根気と時間が要る。それでも、自分の考えを言語化し、残していく作業は、思考の棚卸しにもつながる。情報を咀嚼し、自分の言葉で再構築して届ける。その積み重ねが、自身のアウトプット力を着実に育てている実感がある。
1ヶ月経った今、ブログはただの発信ツールではなく、自分自身の思考を深める「対話の場」になりつつある。続ける価値は十分にある。次は、誰に向けて何を届けるか。そこをもっと意識しながら、書き続けてみたい。