薬剤師夫婦/夫です。
株式会社は利益を上げる義務がある。
製薬会社なら、自社製品を処方してもらうことで利益を得る。
だから医師にプロモーションする。
時には薬局にも行って、薬剤師にヘコヘコして処方医にアプローチしてもらって処方を促してもらう。
(少し悪意があるが。)
薬局には実績の為に購入をお願いすることもある。(多くが翌月返品)
一般の株式会社では利益が全てであるが、医療においてはそう単純ではない。
重大な副作用が新たに発覚した場合は直ちに回収等しなければならない。
食品などと違い守られている法律が違う。
服用により疾患を予防できている方に直ちに回収となり投与できなくなれば、それは不利益(死期を早める)になりかねない。
(小林化工の異物混入は稀。)
投与すべき人は続けて、有害事象は排除する為に不買運動(医師や薬剤師に情報提供)を自らする。
製薬会社は自社の利益度返しに自社製品の不買運動(極端な話)を(社会的に)しなければならず、それは倫理観に委ねられる側面もある。
そのような点で医療は食品業界などと違いかなり特殊だと思う。
『自社の不利益になる事象を調査する事』
が社会的に求められる。
薬剤師はそこにこそ真理を求める。
『実際この薬物は安全なのか、この疾患に有益なのか。』
はっきりさせて患者に投与したいから。
果たして本当に製薬会社は自社の不利益になるデータを出す為に試験を行うだろうか。
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薬は異物。
私の持論であるが、必要な薬を必要なだけ使えるのは知識がある人だけである。
無闇に使えば毒でしかない。