薬剤師夫婦の日常

子供のことや薬の話

【調剤薬局】一人薬剤師

 

薬剤師 夫です。

 

調剤薬局で働いていると一人薬剤師の薬局に勤めることが少なからずあると思います。

 

通常、この業界における一人薬剤師とは、調剤薬局に一人の薬剤師を配置して、その他薬剤師資格がなくてもできる業務を受付事務の方に手伝ってもらい業務にあたります。

 

薬剤師の人件費は安くない為、資格者をできるだけ少なくする事が経営的にも最適とされています。

 

鹿児島などは薬剤師不足から一人薬剤師の薬局比率が高くなっています。

 

今日私は完全一人薬剤師でした。

 

私が勝手に言っているだけですが、完全一人薬剤師とは、受付事務の方もなしの薬局に一人ぼっちの薬剤師です。

 

処方箋を受け付けるのも、入力し帳票類を出すのも、薬を取り揃えるのも、お渡しするのも、薬の納品も、電話も全て一人で行います。

 

近くの医療機関が休診であれば、来局されるのは本当にごく近所にお住まいの患者さんだけなので混雑することはまずありません。

 

ただ、タイミングのいうのは不思議なもので、来局の患者さんが重なったり、電話と来局が同時になることが比較的多くあります。

 

こんな時は優先順位をつけ行動できるかがカギです。(料理を作るのと同じらしいです。)

 

処方箋を受付、疑義照会、帳票類を出力してる間に電話のメモを取り、薬を揃えたり手配をして、薬の納品をして。

 

できるだけ目の前の患者さんの待ち時間を短縮するように努力します。

 

ただどうしても時間がかかる場合は一声「一人でやっているもので少々お時間を頂戴します。」と予防線を張ったり、とりあえず急を要しない場合は後程ご連絡などの手段をとります。

 

これはケースバイケースで、同じパターンは起こり得ませんがその日その時が学びとなり反省があり次の機会に生かせます。

 

多くの薬剤師がいる薬局で1日200枚の処方箋を受け付ける薬局に勤めるのも経験としては大切ですが、一人薬剤師もなかなかハードな業務だなと改めて感じました。